ブックタイトルsing201603

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概要

sing201603

情報文化部会特集メディア・ユニバーサルデザイン静岡商工会議所・情報文化部会(部会長:曽根正弘、部会員:762社)では、静岡県印刷工業組合(西貝誠一理事長)が推進する「メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)」の普及活動を支援しています。そこで今回は、平成27年6月10日に静岡商工会議所・静岡事務所会館2Fで開催したNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会、伊藤裕道理事長を講師に迎えての静岡県印刷工業組合主催のセミナーの要旨と、㈱静岡新聞社・静岡放送㈱と静岡デザイン専門学校のMUDへの取り組みを紹介します。(文責・企画広報室)静岡県印刷工業組合のMUD マーク色覚障がい者の色の見え方の例(色の見え方には個人差があります)伊藤裕道 さんNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会 理事長すべての人に利用しやすいデザインを ユニバーサルデザインの定義は、特別な製品や調整なしで、最大限可能な限りすべての人々に利用しやすい製品・サービス・環境・デザイン。ユニバーサルデザインは、現状よりも多くの人に使いやすくするサービスや構造などを含むしくみ全体を指します。 バリアフリーとユニバーサルデザインのちがいですが、バリアフリーの対象は、障がいのある人。その人たちに障がいとなるバリアを無くそうというのがバリアフリー。ユニバーサルデザインは、すべての人が対象となります。 たとえば、色覚障がい者に見やすい表示をすると、 一 般の人が見づらくなる場合があります。それは、見やすい人が減っているので、ユニバーサルデザインではありません。 印刷物は、色覚障がい者用、高齢者用、 一般用と分けて作れないので、ひとつのもので、より多くの人が見やすい使いやすいものを作っていかなければならないということです。 現在、情報はますます重要になってきて情報におけるUDの必要性文字の大きさ、字体、行間に配慮 視覚にハンディキャップのある人は、文字がどのように見えるのでしょうか。 ゴシック体でも太すぎる文字は、近視・遠視の人には、にじんで見づらいです。明朝体は、白内障や弱視の人には、横の線が細すぎて飛んでしまいます。そこで、UD明朝は、横の線を太くしています。 新聞社では、文字を大きくしています。読みやすさを考えると、そのまま大きくするよりも、行間がわかりやすい書体が読みやすいとされています。白内障や弱視の人います。しかし分かりにくい情報も多く、不便を感じている方も大勢います。情報を発信する際には、様々な方への配慮が求められています。 日本国内でメディアに不便を感じている人は、65歳以上の高齢者が約3千万人。色覚障がい者が約320万人。弱視者が推定145万人(日本眼科医会算出)。肢体不自由者が約695万人。子ども・外国人が約2千万人。合計約6千万人。2人に1人が情報受信にハンディキャップのある可能性があります。高齢者は年々、増えていきます。 情報の約87%は目から、視覚メディアから入るといわれています。その視覚メディアに対して、「文字が小さい」「行間が狭い」「色が多すぎて、どれが重要かわからない」「背景と文字と同系色で読みにくい」などの不満が出ています。