ブックタイトルsing201603

ページ
3/28

このページは sing201603 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

sing201603

駿府静岡 と  私【第48回】 長い間連載して参りました家康公の御事跡に関するコラムも、家康公没後四百年の大祭の年を終えて、今号で終了する事となりました。その間、駿府静岡の皆様にお読み頂きましたこと、心より御礼申し上げます。 昨年、日本各地で開催された家康公の四百年忌の大祭は、駿府に築かれた公の御墓所である久能山東照宮の大祭からスタートし、五月の日光東照宮、岡崎の大樹寺、京都の知恩院等々の盛大な式典をはじめ、家康公にご関係の深い全国の東照宮・寺社で行われ、私も出来る限り出席いたしました。 夫々の地で本当に心のこもったお祭りに参列することが出来、今更ながらこの日本の国に家康公が果たされた役割の偉大さ、二百五時、スッと席を立つ若者を見て感激したアメリカ人。長い階段で老婦人の持っていた重いものを運んだ学生を見て仰天したドイツ人。遅延した電車を静かに待って、整然と乗り込むサラリーマン達など、余り気が付かない生活のなかの一寸した出来事に多くの外国人が感激していることは嬉しいことですし、まだまだ日本の心が確りと生きている証拠だと感じています。 江戸時代、二百五十年の平和の中に生まれた日本の温かさが何時までも生活の中に生き残り、世界の人々が「日本は素晴らしい国」「日本人は暖かく規律を守る人達」と何時までも感じてくれる国でありたいと心から思っています。 長い間お読みいただいて本当に有難う御座いました。十年に及ぶ平和が築いた日本の文明の素晴らしさに心を打たれました。 また色々な会合・式典で御目にかかった諸外国の方々からも、家康公の築かれた平和な日本(パクス・トクガワーナ)に対する多くの賛辞を頂いたことも心に残ることでした。 江戸時代全体に花開いた日本の芸術や、生活の中に溶け込んでいる工芸・建築の素晴らしさもそうですが、外国人が感激するのは、日本の人々が自然に身につけている態度、自分だけ良ければ他人は突き飛ばしても構わないという諸外国のあり方とは全く異なった穏やかで笑顔に満ちた対応など、私達から見ると当たり前のことが多くあります。 電車の中でご老人が入ってきた静岡市駿河区丸子の朝鮮岩から駿府城公園と富士山を望む